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読者 読者

訪問看護に転職したいけど、転職エージェントって使ったほうがいいの?求人サイトで自分で探せばいいのかな…

今回は、このような疑問にお答えします。

結論、訪問看護への転職で、転職エージェントは必須ではありません。

ただ、求人票に載らないことを確かめたい人には便利でした。実際に使った私の実感は、次の3つです。

面接では聞きにくいオンコール・残業・雰囲気を、代わりに確かめてもらえた
私は訪問看護への転職を、レバウェル看護1社で決めた
ただし「オンコールは断れるか」は、エージェントにも分からなかった

そこで今回は、1社で訪問看護に転職した私が、使ってよかったことと限界の両方を正直に解説します。登録をすすめる記事ではなく、使うかどうかを、あなたが自分で決めるための材料です。

✎ この記事で分かること

  • エージェントを使うメリット・デメリットと、「使わなくていい人」
  • エージェントに聞いても分からなかったこと
  • 何社登録すべきかと、エージェントに聞きたい質問リスト

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とし

✎ この記事の著者

とし|現役訪問看護師

看護師・保健師・助産師の3つの免許を持つ、現役の訪問看護師。助産師、病棟看護師、オーストラリアでのワーホリ、応援ナース、産業保健師を経て、今は訪問看護で働いています。

著者情報の詳細 → | 訪問看護1年目の体験を読む


訪問看護の転職で、エージェントを使うメリット・デメリット

1 メリット① 面接では聞きにくいことを、代わりに確かめてもらえる
2 メリット② 条件交渉を任せられる
3 デメリット・気をつけたいこと
読者 読者

自分で求人を探して、直接応募するのはダメなんですか?

とし とし

ダメではありません。自分で探して直接応募するのも、立派な選択肢です。そのうえで、エージェントを使うと何が楽になるのかを整理しますね。

厚生労働省「令和5年介護サービス施設・事業所調査」によると、訪問看護ステーションは2023年10月時点で全国に16,423か所あり、前の年より10.7%増えています。選択肢が多いぶん、求人票だけでは違いが見えにくいのが、訪問看護の転職の難しさです。

メリット① 面接では聞きにくいことを、代わりに確かめてもらえる

訪問看護ステーションの求人票は、どこも似たようなことが書かれています。「アットホームな職場です」「スキルアップできます」——でも、入職してから「こんなはずじゃなかった」となるのは、求人票には書かれていないことが原因になっている場合が多くあります。

私が訪問看護に転職したときは、次の3つを担当者に確かめてもらいました。

✅ 私がエージェントに確かめてもらったこと
  • オンコールの回数
  • 残業の時間
  • スタッフの雰囲気

ほかにも聞いておきたいことは、後半のエージェントに確認したい質問リストにまとめています。

メリット② 条件交渉を任せられる

読者 読者

給料の交渉って自分でするんですか?お金の話を直接するのって、なんか言いにくくて…

とし とし

エージェントにお願いできます。私も訪問看護に転職したとき、給与などの条件交渉はエージェントにしてもらいました。自分から言い出しにくいお金の話を任せられたのは、正直助かりました。

デメリット・気をつけたいこと

  • 担当者によって、情報の質や対応の速さが違う(私自身、何度かの転職活動で感じてきました)
  • 連絡が来る。最初に「連絡はLINEで」と伝えておけば、ペースは調整できます
  • 急かされることがある。エージェントは、採用した事業所から紹介料を受け取る仕組みです。「早く決めてもらいたい」という動機が生まれやすいことは、知っておいてください
  • エージェントも、職場のことを何でも知っているわけではない(次の章で、私の体験をお話しします)
📝 エージェントを使わなくていい人
  • 自分で求人を探して、直接応募したい人
  • 気になるステーションが、もう決まっている人
  • 担当者とのやり取りが負担に感じる人

こういう人は、無理に登録しなくて大丈夫です。


エージェントに聞いても分からなかったこと

訪問看護ステーションの見学で、管理者の説明をメモを取りながら聞く看護師のイラスト

ここは、この記事でいちばん伝えたいところです。

🙋 「オンコールは断れますか?」と聞いてもらった結果
  • 訪問看護に転職するとき、担当者に「オンコールは断れるか」も確かめてもらいました
  • 答えは、「勤務については、事業所のスタッフと相談してください」でした
  • 学び:エージェントが確かめられることと、入職後に職場で決めることは別。エージェントは、職場のことを何でも知っているわけではありません

この経験から、私は確認を3段階で考えるようになりました。

  1. エージェントに確かめる:数字で答えられること(オンコールの回数、残業の時間など)
  2. 面接・見学で、自分でも確かめる:働き方の細かいルールや、現場の空気
  3. 最後は、自分で判断する:エージェントの言葉も、口コミも、どちらも材料の一つ

私は転職活動中、紹介された職場の口コミを「エン ライトハウス」や「転職会議」などの口コミサイトでも調べていました。口コミだけでも、エージェントの言葉だけでもなく、両方を突き合わせて判断するのがおすすめです。

オンコールの「回数」と「呼び出し」は別物

🙋 私の今の職場の場合
オンコール当番は月10回ほどです。実際に訪問するのは、月に1回あるかどうか。ただし、状態が不安定な利用者さんがいるときは、その限りではありません。
これは私の職場の例で、どこでも同じではありません。伝えたいのは、オンコール月10回と聞いても、それだけでは生活への影響は分からないということです。回数と、実際に呼び出される頻度は、分けて確かめてください。

オンコールのきつさについては、以下の記事でも書いています。

オンコールのきつさ 訪問看護師はやめとけ?きつい・辛いと言われる7つの理由

私が実際に使った訪問看護の転職エージェント

使ったサービスと、使っていないサービスを分けて書きます。

私の使い方を、ひと目で

横にスクロールできます →

サービス私の利用
レバウェル看護訪問看護への転職で利用。この1社で決めました
マイナビ看護師産業保健師の転職で利用。ここの紹介で決まりました(訪問看護では使っていません)
ナース専科 転職使っていません(外部の満足度調査では評価が高いサービス)

総合型 ①

レバウェル看護(旧:看護のお仕事)

私が訪問看護への転職で使ったサービス

📱 LINE・メール対応

看護師向けの総合型サービスで、病院だけでなく訪問看護ステーションの求人も扱っています。

🙋 としの体験:訪問看護への転職では、レバウェル看護1社だけで進めました。担当者との相性がよかったからです。オンコールの回数・残業時間・スタッフの雰囲気を確かめてもらい、条件交渉もしてもらいました。在職中にLINEでやり取りできた点も助かりました。→ 2回使った正直レビューはこちら

💡 こんな人なら使ってみてもいい 初めて訪問看護に転職する人・在職中で時間をかけられない人・条件交渉を自分でするのが苦手な人

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総合型 ②

マイナビ看護師

私の産業保健師の仕事が決まったサービス

📝 応募書類の添削

看護師向けの大手総合型サービスで、病院以外の求人も扱っています。

🙋 としの体験:産業保健師の転職活動で使いました。最終的に私の仕事が決まったのは、マイナビ看護師の担当者が紹介してくれた求人です。応募書類の添削もしてもらいました。訪問看護への転職では使っていません。→ 産業保健師の転職で使った7社の比較はこちら

💡 こんな方におすすめ 病院以外の求人も並行して見たい方・応募書類の添削を受けたい方

総合型 ③

ナース専科 転職(旧ナース人材バンク)

外部の満足度調査で評価が高い総合型(私は使っていません)

📍 地域ごとの担当

私は使っていません。使い心地は分からないので、外部の評価だけをお伝えします。

オリコン顧客満足度調査の「看護師転職」で、2023〜2026年の4年連続で総合1位になっているサービスです。2026年の調査(利用者1,122人・13社)では68.7点で、項目別では「利用のしやすさ」「担当者の対応」が特に高い評価でした。地域ごとの担当者がつき、地方の求人も扱っています。

⚖️ あわせて知っておきたいこと:2位(67.9点)・3位(67.6点)との差は小さく、訪問看護に限った評価でもありません。私が使っておすすめするサービスではなく、「外部ではこう評価されている」という情報です。

出典:オリコン顧客満足度調査「看護師転職」2026年(2026年10月4日確認)

訪問看護に特化した紹介会社について

訪問看護だけを扱う紹介会社もあります。使う場合は、運営会社や実績を公式サイトで確かめてから登録してください。私自身は使っていないので、この記事では具体名を挙げていません。


訪問看護の転職エージェントは、何社登録すべき?

休みの日に公園のベンチで、スマホを手に落ち着いて笑う看護師のイラスト

よく「2〜3社に登録するのがよい」といわれます。でも、私の訪問看護への転職は、レバウェル看護1社で決まりました。担当者との相性がよく、聞きたいことに答えてもらえたからです。

なので、私のおすすめは次の順番です。

  1. まず1社だけ使ってみる
  2. 担当者と合わない、希望に合う求人が出てこない——そう感じたら、2社目を足す

大事なのは、何社登録するかより、担当者との相性と、自分に合う求人があるかです。

📝 求人が少ない分野では、話が別
産業保健師への転職では、産業保健の求人そのものが少なかったので、特化型と総合型を組み合わせて使いました。最終的に決まったのは、総合型のマイナビ看護師の紹介です。訪問看護は求人が多い分野なので、まず1社で様子を見て大丈夫だと考えています。

失敗しない担当者・エージェントの選び方

1 ① 訪問看護の求人と情報を持っているか
2 ② 担当者との相性
3 ③ 連絡方法を最初に伝える
4 ④ 急かされても、自分のペースを崩さない

① 訪問看護の求人と情報を持っているか

看護師全般には強くても、訪問看護の情報が少ないエージェントもあります。最初の面談で「訪問看護の求人はどのくらいありますか?」「オンコールの実態まで確かめてもらえますか?」と聞いてみると、ある程度見えてきます。

② 担当者との相性

「こちらの話を聞いてくれる」「的外れな求人を押し付けてこない」「質問にちゃんと答えてくれる」——合わないと感じたら、担当者の変更を相談して大丈夫です。

とし とし

担当者によって、情報の質や対応の速さは違います。私が訪問看護への転職を1社で進められたのも、担当者との相性がよかったからです。

③ 連絡方法を最初に伝える

「登録したら電話がたくさん来そうで怖い」という方は、最初に「連絡はLINEかメールで」と伝えてください。私も在職中は、LINEでやり取りしていました。

④ 急かされても、自分のペースを崩さない

「この求人は人気なので、早めに動いたほうがいいですよ」と言われても、納得できていないまま決める必要はありません。

とし とし

私は産業保健師への転職で、8か月かけて職場を探しました。焦って決めなかったことが、希望どおりの仕事につながったと思っています。

その8か月の記録は、以下の記事にまとめています。

8か月の転職記録 産業保健師に未経験・33歳から転職した話|30社以上応募・8ヶ月の正直な記録

エージェントに確認したい質問リスト

求人票では分からないことを、エージェントにどう聞くかのリストです。

答えが返ってきても、面接・見学でもう一度確かめるのがおすすめです。エージェントにも、分からないことがあるからです。

オンコール

  • 月に何回か
  • 実際の呼び出しは月に何回か
  • オンコールを持つ人は何人か
  • 夜間に訪問する基準は何か
  • 手当はいくらか

オンコールを断れるか

  • 事業所の判断になることがあります。私は「事業所のスタッフと相談して」と言われました。面接で直接聞いてください

仕事量

  • 1日の訪問件数と、1件あたりの訪問時間
  • 残業はどのくらいか
  • 直行直帰はできるか、移動手段は何か

利用者さん

  • 疾患の傾向(ターミナル・精神科・小児など)
  • 看取りの件数

教育

  • 同行訪問は何回か
  • 未経験者への教育体制はあるか

職場の安定

  • 看護師の平均勤続年数
  • 最近、退職した人はいるか
  • 同じ求人が何度も出ていないか
とし とし

私の場合、同行訪問は3回ほどで、「一人で大丈夫」と思えてから独り立ちしました。不安なときは、何度でも同行してもらえる職場でした。同行の回数は職場によって違うので、ぜひ確かめてください。


訪問看護ステーション選びで、ほかに確かめたいこと

質問リストのほかに、次の2つも見ておくと安心です。

  • 運営のタイプ:小さな独立型は裁量が大きい一方で、人手不足になりやすいといわれます。法人や大手の系列は、研修やマニュアルが整っていることが多いといわれます。どれが正解というわけではありません
  • 移動手段と体の条件:自転車で回るステーションでは、自転車をスタッフで共用することがあります。私が聞いた話では、体が小さくて共用の電動自転車に足が届かず、不採用になった人もいたそうです。体格に不安がある方は、移動手段を先に確かめてください

訪問看護の働き方そのものは、訪問看護師への転職完全ガイドにまとめています。事業所の見極め方は、以下の記事で解説しています。

事業所の見極め方 訪問看護はやめとけ?「やめとけ」を回避する、事業所の見極め方

エージェントを使う流れ

  1. 無料登録
  2. 担当者との面談(電話やオンライン)
  3. 求人の紹介
  4. 応募・書類の準備
  5. 面接の日程調整
  6. 内定・条件の調整
  7. 入職
とし とし

最初の面談では、不安なことも含めて正直に伝えるのがおすすめです。何を確かめてほしいかがはっきりしているほど、担当者も動きやすくなります。

在職中に進めるコツは、看護師の転職活動|在職中に進めるスケジュール管理術にまとめています。


よくある質問

エージェントを使わずに、訪問看護へ転職してもいいですか?

もちろんです。気になるステーションに直接応募したり、見学を申し込んだりする方法もあります。エージェントは、求人票に載らないことを確かめたいときや、条件交渉を任せたいときに使えばよい道具です。

登録したら、すぐ転職しないといけませんか?

いいえ。「求人を見るだけ」「相談だけ」でも大丈夫です。私は産業保健師への転職に8か月かけました。今の職場で改善できないか考えてから決める、という選択もあります。

夜勤がなくなると給料は下がりますか?

職場によります。訪問看護にはオンコール手当や、訪問件数に応じた手当がある職場もあります。ただ、私の場合は下がりました。夜勤がないので、夜勤手当がつかないためです。その代わり、夜勤をしないぶん、心も体もずっと楽になりました。

夜勤手当がなくなったときの年収の変わり方は、以下の記事で解説しています。

夜勤なしの年収 看護師の夜勤なし年収はいくら下がる?

一人で利用者さん宅に訪問するのが不安です

最初は先輩との同行訪問から始まるステーションがほとんどです。私が1年目につまずいたこと、一人で訪問するまでに備えたことは、以下の記事に書いています。
訪問看護1年目 訪問看護1年目のリアル|一人で訪問するまでに、私が備えたこと

病棟からブランクがあっても転職できますか?

できます。研修制度や同行訪問がしっかりしたステーションを選ぶと安心です。戻り方の順番は、看護師のブランク明け復職ガイドにまとめています。

まとめ|使うか使わないかは、あなたが決めていい

✅ この記事のまとめ
  • 訪問看護への転職で、エージェントは必須ではない。求人票に載らないことを確かめたい人には便利
  • 私はレバウェル看護1社で訪問看護に転職した。まず1社から始めて、合わなければ2社目を足せばいい
  • エージェントにも分からないことがある。エージェント → 面接・見学 → 自分で判断、の順で確かめる
  • オンコールは回数と、実際の呼び出しを分けて確かめる
  • 登録しても、すぐ転職しなくていい

今の職場に不満があっても、答えは「すぐ転職」だけではありません。

  • 今の職場で、改善できないか考える
  • 求人を見るだけにする
  • エージェントに、相談だけしてみる
  • 納得できたら、転職する

どれを選んでも大丈夫です。私のキャリアも、まっすぐではありませんでした。それでも、回り道に見えた経験が、今の働き方につながっています。

こんな人なら、エージェントを使ってみてもいいと思います

  • 初めて訪問看護に転職する人
  • 求人票だけでは分からないことを確かめたい人
  • 在職中で、転職活動に時間をかけられない人
  • 条件交渉を自分でするのが苦手な人

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レバウェル看護の良かった点・残念だった点は、以下の記事で解説しています。

レバウェル看護の正直レビュー レバウェル看護の評判・口コミ|2回使った正直レビュー

ほかのタイプのエージェントとの比べ方は、看護師の転職エージェントおすすめ比較・活用術にまとめています。

📚 参考出典

  • 厚生労働省「令和5年介護サービス施設・事業所調査の概況」(2026年10月4日確認)
  • オリコン顧客満足度調査「看護師転職」2026年(2026年10月4日確認)

※本記事の内容は筆者の個人的な経験・見解に基づくものです。実際のサービス内容や条件はエージェント各社にご確認ください。